乳腺科診察のご案内
「今日はどのような症状で来院されましたか?」
年々増え続ける乳癌。若い世代でも決して珍しい病気ではなくなりました。
日本人女性の癌罹患数トップは乳癌。
年間9万人、11人に一人が乳癌に罹患する時代となりました。
(ちなみに子宮癌33人に一人、卵巣癌87人に一人の罹患リスク)
しかし、乳癌の分野は治療法において日進月歩で、早期発見であれば9割が治る病気です。
「まさか、私が・・・?」
「これは乳癌の症状?」
不安を抱えたままで過ごすのではなく、是非、ご相談ください。
乳房にしこりが触れる(部分的に硬いところがある)
乳房にひきつれがある(部分的に凹んでいる)、今までなかった乳頭の左右差(乳頭偏位)
しこりは乳癌の自覚症状の中で最も多い症状です。
良性疾患の場合もありますが、今までなかったしこりや硬さを感じたら、すぐに受診してください。
乳房が痛い、腫れている
特に乳房痛は乳腺外来へいらっしゃる方の中で最も多い主訴です。
乳癌以外で生じる場合が多いですが、痛み・違和感で乳癌に気づく場合もあります。
乳頭部から分泌物が出る
授乳以外で乳頭から分泌物が出る場合、乳房の病気のサインの場合があります。
乳頭を絞って分泌が出た、下着が汚れていた、などあれば診察をお勧めします。
乳頭・乳輪部の湿疹がなかなか治らない
治りが悪い湿疹は乳癌の症状の場合があります。
*他施設検診などで二次検査の場合
検診結果や、マンモグラフィなどの画像(フィルム、CD-ROMなど)を、受診時にお持ちください。
*授乳中の乳腺炎については、当院で対応ができない場合があります。
授乳中の痛み・発赤・高熱などの症状についてはまず、ご出産された病院もしくは産科施設へお問い合わせください。